重要問題集(物理)のレベルや問題量,名問の森との比較を紹介

この記事では数研出版の問題集である重要問題集(物理)について

  • 様々な特徴(問題数とボリューム・難易度など)
  • 使ってみた感想
  • 名問の森との比較

について紹介します。

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目次

重要問題集の特徴

項目評価
分類入試問題集
難易度
分量
わかりやすさ

重要問題集は数研出版の発行する物理の入試問題集であり,大学入試2次試験レベルの典型的な問題が網羅されています。

また,重要問題集は毎年改訂されており,年々少しずつ問題が新しい年度の入試問題と差し替わっています。従って,重要問題集の一つの特徴として

最新の入試問題に触れることで今の入試物理の傾向を掴むことが出来る

という点が挙げられます。

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重要問題集の難易度と到達レベル

重要問題集は主にA問題とB問題の2つの問題から構成されており,問題数,難易度はそれぞれ以下の通りです。

【A問題】

  • 各単元ごとに4-5問程度(全体で約130問)
  • 難易度は私立大学~中堅国公立大学の標準問題が中心

【B問題】

  • 各単元の章末に1問(全体で15問程度)
  • 難易度はかなり高く,東大,東工大,慶応大などの過去問が多い
  • A問題と結構ギャップがある(個人の感想)

A問題は基本的に様々な大学の二次試験の過去問がほぼそのまままとめられているため,このA問題をすべて解けるようにすれば大体の大学の入試物理に対応出来るようになるでしょう。

また,B問題は難易度がA問題に比べてだいぶ高いですが,このB問題の含めてすべての問題が解けるようになれば旧帝大などの難しい物理の問題にも対応出来るようになります。

あんとら

B問題を解ければ確かに難関大の問題も対応出来るようになりますが,重要問題集だけだと問題数が少ない印象(15問程度)もあります

終わらせるのにどのくらいかかる?

重要問題集の内容をある程度身につけるには(取り組む人の基礎学力にも依るのは大前提としたうえで)3ヶ月~半年程度を目安とすると良いでしょう。

A問題の150問だけを取り組むとした場合,一日2~3題のペースで取り組むとすると大体3ヶ月程度あれば1周することが出来ます。

恐らく1回解いただけでは内容があまり身につかないので,解けなかった問題をもう一度解く期間がそこに+αされる,といった間隔を持つと,取り組む時期が自ずと定まってくると思います。

重要問題集と名問の森の比較

重要問題集とコンセプトが似た問題集として、河合出版の「名問の森」と呼ばれる問題集があります。

名問の森は受験物理に出てくる標準〜難しめの問題を150問くらいのオリジナル問題でまとめた問題集です。

あんとら

1問1問の設定と解き方が簡潔であることから同出版社の「物理のエッセンス」とも同じコンセプトを感じます

どっちに取り組むべき?

今紹介した2つの問題集は難易度も分量も似ていますが,そうなると,どちらに取り組むべきなのでしょうか?

これは2冊とも解いた経験から解答すると結論としてはどちらでも良いでしょう。

あんとら

答えになってなくてゴメンナサイ

そもそもコンセプトも内容も似ているならば到達点もほぼ変わらないわけで,どちらに取り組むか,というよりは選んだものにどれだけ時間を割けるか,という方が本質的な問題としてあるように感じます。

どこの大学を目指すにせよどちらを使っても違いも問題もないですが,他の選ぶ目安しては

  • レイアウトの好み(重要問題集の方がレイアウトは簡素)
  • 問題文の長さ(名問の森の方が問題文が簡潔)

あたりを個人の好みで実際に書店等で見てみると良いのではないでしょうか。

まとめ

この記事では重要問題周(物理)について紹介しました。

重要問題集は入試物理の問題集としてかなり完成度が高い問題集ですので,早い時期から取り組んで盤石な物理力を養えると良いでしょう。

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